僕たちはすぎやまこういち氏の永遠に解けない魔法にかかっている

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2021年10月7日、突然の訃報が飛び込んできました。
なんと、すぎやまこういち氏が9月30日にお亡くなりになられたというのです。
すぎやまこういち氏といえば、堀井雄二氏、鳥山明氏と並ぶドラクエの始祖、ドラクエファンにとっては神とも言える存在。
いろんな著名人の方の訃報を聞きますが、ここまでショックを受けた訃報はそうありません。
ただただ悲しい・・・

目次

音楽を聴くためにやった初めてのゲーム

ドラクエ1からリアルタイムにドラクエをプレイしているおっさん勇者ですが、最初にドラクエを遊んだ時の感動は今も忘れていません。
そのゲーム内容ももちろん素晴らしいことは言うまでもないのですが、ファミコンにカセットを差し込んで最初のタイトルと序曲が流れた時の驚きと言ったら・・・
あの頃は序曲が鳴り終わるまでゲームスタートしなかったもんね(笑)

そしてゲーム内で流れる数々の楽曲に衝撃を受けました。ドラクエ1のフィールド曲なんてゲームでこんなに物悲しく寂しげな曲なんてあるんだと感じました。
さらに各ナンバリングのエンディング曲。なんか映画みたいだ・・・そう思ったことを強烈に覚えています。

エンディング曲は他の楽曲と違いゲーム内でたった一度しか聞けない曲ですよね。
今と違ってYouTubeもない時代。エンディング曲を聴きたいがために何度も何度もゲームをクリアしていました。
まさに音楽を聴きたいがためにゲームしていたのです。

こんなゲームは他にはありません。

「勇者の挑戦」と「この道我が旅」

すぎやまこういち氏の作曲されたドラクエの曲はどれも好きなんですが、一番好きなのは?と聞かれるとドラクエ3の対ゾーマ戦のテーマ「勇者の挑戦」です。

楽曲自体が素晴らしいのは言うまでもありませんが、他のナンバリングのラスボス戦がボス目線の怖くておどろおどろしい曲なのし対し、「勇者の挑戦」は勇者目線の、まさに「挑戦する」という勇気の湧く楽曲だからなんです。

ドラクエ3をクリア後、生まれて初めて買ったゲームサントラはドラクエ3。

なんとこれのレコード盤を買いました。レコードって時代ですねえ(笑)
確かオーケストラと別にゲーム音楽も入っていて、それがゲームの進行にあわせて順に流れるんです。なのでまさにゲームをやっている感覚で、何度も何度も「勇者の挑戦」から「そして伝説へ」を繰り返し聴いていました。
あのままレコード残してれば今頃プレミアついてたのかも(笑)

あともう一曲好きな楽曲があります。
それはドラクエ2のエンディング「この道わが旅」
これも曲自体が素晴らしいのですが、この曲には珍しく歌詞がついていて、旧作のダイの大冒険のエンディングにも使用されていました。

その印象も強いのですが、当時のドラクエ制作スタッフが忘年会でこの「この道わが旅」をみんなで歌ったというエピソードが強烈に印象に残っています。
ゲームを作る人たちを奮い立たせる曲、勇気を与える音楽なんだなあと当時も感じました。
以来、僕の中でのドラクエのエンディングといえば「この道わが旅」となったのです。

他にも本当に素晴らしい楽曲の数々。挙げたい曲はいっぱいあるけども長くなりすぎるのでやめときます(笑)
すぎやまこういち氏は改めて偉大な作曲家だったんだなあ。

音楽は時を渡る

このようにドラクエの音楽のことを思い出すだけで、当時の記憶も蘇ってくるのです。
この世の中に魔法はないけども、音楽は時を渡ることのできる魔法ですよね。
そう思うとすぎやまこういち氏は魔法使いかな(笑)

ドラクエ作品の多くに「時を渡る」「過去に戻る」などの設定がありますが、僕のリアルな人生におけるその効果は、すぎやまこういち氏のドラクエ楽曲によってもたらされると言っても過言じゃありません。
ドラクエ4のジプシーダンス聴いてた頃はリアルでこんなことあったなあとか、ドラクエ1で竜王を一緒に倒した同級生のあいつ元気にしてるだろうとか。

きっと何年、何十年先でもすぎやまこういち氏のドラクエ楽曲のことは忘れないだろうし、僕が死ぬ時にでも走馬灯の中で必ず思い出すことでしょう。
なんか永遠に解けない魔法にかかっている気分です。

これから先のドラクエ音楽にも期待したい

ドラクエの3人の神である堀井雄二氏、鳥山明氏、そしてすぎやまこういち氏。
この3人が揃ってこそのドラクエだと思っていました。
が、すぎやまこういち氏がお亡くなりになられ、制作中のドラクエ12が遺作になったようです。
そう思うとドラクエ12が楽しみではあるのですが、その後のドラクエはどうなってしまうんだろう。

でも、シナリオの堀井雄二氏も今は全てのシナリオを書いているわけじゃないと聞きます。
もちろん監修はしているでしょうけど、多くのシナリオライターの方が担当されているみたいで、もうその形になって長いようですので後進が育っているんでしょうね。
鳥山明氏のケースもおそらく同様ですよね。

そう思うとすぎやまこういち氏はどうだったんだろう?
でも、きっとその遺志を引き継ぐ方がいらっしゃるのでしょう。
これから先のドラクエ音楽にも期待したいと思います。
後を継がれる方はプレッシャー半端ないと思いますが(笑)

まとめ

書きたいことは他にもありますが、長くなってしまったので、この辺りでそろそろ終わりと致します。
思えばマイナージャンルであったゲーム音楽が、時を経て東京オリンピック2020の入場行進曲にまで採用されるようになったのは、すぎやまこういち氏による功績が大きいと思います。

本当に素敵な音楽をありがとうございました。
どうか安らかにお眠り下さい。

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