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この記事に使用している画像はすべてドラゴンクエストIV公式サイトより引用しています。
昨日のドラクエ3に引き続き、本日2021年2月11日は「ドラゴンクエストIV 導かれし者たち」(以下DQ4)が発売されて31周年の日です。
まさか2日連続でドラクエシリーズの魅力を語ることになると思ってませんでした(笑)
DQ2、DQ3に引き続き、今回はDQ4の魅力について語ってみます。
またまた、おじさんプレイヤーにお付き合いください!
※この記事には重大なネタバレが含まれます。ご注意ください。
DQ4の魅力
DQ4は1990年2月11日に発売されたドラゴンクエストシリーズの第4作です。
DQ3までがロトシリーズと言われているのに対し、DQ4からDQ6までを天空シリーズと呼ばれ、DQ4はその第一弾となります。
社会現象を巻き起こした前作DQ3から2年後、ファミコンでの最後のドラクエシリーズとして発売され、売上本数は約304万本。
31年経った今でもドラクエファンに根強い人気があり、ドラクエウォークなどをはじめとしたソーシャルゲーム版ドラクエでもDQ4イベントは大いに盛り上がります。
そんなDQ4の魅力を語ります。
全5章にわたるストーリー
DQ4はそれまでのドラクエシリーズと異なり、ゲームスタート時に自分の分身たる勇者は出てきません。
最初は王宮の戦士であるライアンが主人公の1章からはじまり、アリーナ、クリフト、ブライの2章、トルネコの3章、ミネア、マーニャの4章を経て、5章になってやっと勇者が出てくるのです。
これだけでも相当斬新でした。
しかも各章でプレイしたそれぞれのキャラが5章で勇者の元に集まります。
まさにサブタイトルである「導かれしものたち」の集合。全員揃った時は胸熱でした。
また、それぞれの章で各キャラのことが深く描かれているため愛着もひとしお。
5章で全員揃った時には、まさに一緒に冒険する仲間!という絆を感じさせてくれるところは、シリーズ屈指だと思います。
魅力的なキャラクターたち
断言します。DQ4最大の魅力はそれぞれのキャラクターたちです。
シブいオヤジなのにピンクの鎧がまぶしいライアン。
シリーズ屈指の人気者のアリーナ姫と姫に恋するクリフト。そしてお目付役のブライ。

のちにスピンアウト作品まで出る商人のトルネコ。
復讐を誓った美しいモンバーバラの姉妹、マーニャとミネア。
そして悲惨な境遇からスタートする憂いを持った勇者。

それぞれを語り出すと超絶に長い文章になってしまいますね(笑)
DQ4の各キャラは各章で深く描かれており、それぞれの人生を感じさせてくれます。
このバックグラウンドがそれぞれのキャラに命を吹き込んでくれていて、本当に魅力的に感じさせてくれるのです。
DQ4以後、ドラクエシリーズは個性豊かな仲間キャラが登場しますが、その原点はDQ4にあると言えるでしょう。
魔王にも戦う理由があると知った悲しいストーリー展開
さて、ここからはネタバレ全開です。ご注意ください。
DQ3までの魔王、ラスボスは世界征服を目指す「完全なる悪」でした。
これに対し絶対的な正義である勇者が立ち向かう「勧善懲悪」なる王道ストーリー。それがロトシリーズだったのです。
ですがDQ4は少し違います。
ラスボスたる魔族の王デスピサロの目的はDQ3までの魔王と同じく世界征服を目指している「悪」であったことは間違いありません。
しかしある出来事をきっかけに人間に対しより強烈な敵愾心を持つようになるのです。
それは相思相愛であったエルフの娘ロザリーを人間の強い欲によってなぶり殺しにされてしまったからです。
怒りに震えるデスピサロは人間を滅ぼすため「進化の秘法」を使い化け物とかし、勇者との戦いにのぞみます。
どうですか。こんな魔王はドラクエシリーズでも他にないですよね。
当時、魔王は完全なる悪だと思っていたのに、そこまで悪い魔王じゃないのかもと考えさられたものです。
悲しき魔王デスピサロ。彼の存在もDQ4の大きな魅力の一つですね。勇者に劣らずイケメンだし(笑)
印象に残るボスキャラたち
DQ4にはラスボスのデスピサロ以外にも印象深いボスキャラが多く登場します。
・バルザック
・キングレオ
・アンドレアル
・ギカデーモン
・ヘルバトラー
・エビルプリースト
これらは現在のドラクエソーシャルゲームでも人気ですよね。
でも、特に印象的なボスキャラがいます。
それは・・・
地獄の帝王エスターク!!
作中でデスピサロが復活を待ち望んでいた地獄の帝王。
その名前を作中で聞いた時は、こいつがラスボスになるのだと思ったものです(笑)
だから、途中で戦うことになった時は、もうドキドキしましたね。
まだレベルもそこそこなのにラスボス級と戦うことになるのかと。
結果的にエスタークは覚醒まもない不完全な状態であったようでDQ4ではラスボスにはなりませんでした。
が、その人気からかDQ5では隠しボスとして再登場。今に到るまで人気の魔王の一人です。
このように、DQ4やってなくてもドラクエファンなら知っているボスキャラが多く登場したのも印象的でした。
魅力的なキャラと悲しきストーリーを楽しむ、それがDQ4
シリーズ初のAI実装のおかげでザラキを連発するクリフトなどなど語りたいことは山ほどありますが、DQ4は魅力的なキャラと悲しきストーリーを楽しむ作品だと思います。
特に悲惨な勇者の境遇はDQ5主人公に引けを取らないレベル。同じく悲劇を背負うデスピサロとの対決は何か複雑な気持ちにさせてくれました。
悲喜交々のそれぞれのキャラクターの人生を楽しむ。
それもDQ4の大きな魅力ですね。
まとめ
ドラクエ4の魅力について語ってきました。
それまでのドラクエシリーズより、少しストーリー重視になったのは、少なからずファイナルファンタジーシリーズの影響もあったのかなと個人的には思ってます(笑)
ともかくDQ4、31周年おめでとうございます!
また近いうちにスマホ版で久しぶりに遊んでみようかな。
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