「ドラゴンクエスト III そして伝説へ・・・」 33周年の日にその魅力を語る

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この記事に使用している画像はすべてドラゴンクエストIII公式サイトより引用しています。

本日、2021年2月10日は「ドラゴンクエスト III そして伝説へ・・・」(以下DQ3)が発売されて33周年の日です。
令和3年にDQ3が33周年と3続きでなんかゴロがいいですね(笑)

DQ3は僕が大人になってもずっとドラクエだけは遊び続けるほどのファンになったきっかけのソフト。
もしDQ3が魅力的でなかったなら、こんなブログも作ることはなかったでしょう(笑)

ということで、先日のDQ2に引き続き、今回はDQ3の魅力について語ってみます。
またも、おじさんプレイヤーにお付き合いください!

※この記事には重大なネタバレが含まれます。ご注意ください。

目次

DQ3の魅力

DQ3は、1988年2月10日に発売されたドラゴンクエストの第3作です。
発売日に徹夜の長蛇の列ができ、オヤジ狩りならぬドラクエ狩りが起こり、他の人気のないファミコンソフトを抱き合わせで売られていたなど、その伝説のエピソードに事欠きません。

この社会現象になったDQ3の販売総数は約380万本。ドラクエシリーズの中でも、DQ9、DQ7に次ぐ3位の売上記録を誇ります。
ちなみにDQ3と並ぶシリーズ屈指の人気作、DQ5は280万本。発売当時の価格の違いもありますが、いかにDQ3が人気だったかがよく分かりますね。

僕もそうですが、ドラクエシリーズの中で最高傑作と評価する人も多い作品です。
では、なぜ最高傑作と呼び声が高いのか。順を追って語ってみます。

ドラクエシリーズの礎を築いた職業システム

ドラクエシリーズはどれもシステムが秀逸なのですが、DQ3の凄かったところは今のドラクエでも脈々と受け継がれている職業システム、ルイーダの酒場を実装したことです。

DQ2まではキャラによって職業めいた特性があったのですが、DQ3では勇者である自分以外は自由にキャラ設定ができたのです。
職業はもちろん、名前、性別まで決められたので、当時の子供たちは友達の名前をつけたり、好きな女の子の名前をつけて冒険に出たものです(笑)

肝心の職業システムは秀逸で、戦士、武闘家、僧侶、魔法使い、商人、遊び人が選択可能。(リメイク版で盗賊も追加)
勇者、戦士、僧侶、魔法使いがスタンダードでしたが、その組み合わせも人それぞれでした。
ちなみに僕は、勇者、武闘家、僧侶、魔法使いでスタートした記憶があります。

勇者以外を遊び人で固める苦行のようなパーティや、その気になれば勇者ひとり旅もできる職業システムはこの時点で完成していたといっても過言じゃないレベルでした。

また、おなじみの転職もダーマ神殿で可能になったのもDQ3が初めてです。
この自由なキャラ設定ができる職業システムが、DQ3の大きな魅力ですね。

当時の勇者たちがこの職業システムに夢中であったことが分かる動画があります。

4STさんの動画のクオリティは半端ないですね!
他のファミコンソフトの動画も独自の視点で紹介されていますのでぜひご覧ください。

実世界とリンクするワールドマップ

DQ3の世界は、実際の世界地図をベースにしているのもワクワクしました。
冒険のスタートになるアリアハンこそ架空の大陸「ムー大陸」を意識したものですが、他の地形や地名は実際の世界地図そっくり

例えば実際のイタリア付近にある国ロマリアは、ローマとイタリアを合わせた名前が由来です。
アフリカらしき大陸にはピラミッドもあるし、イベリア半島のような地形にはポルトガという国もあります。

でも、当時の子供たちはやっぱり日本がどうなってるのかが一番知りたかったと思います。
船を手に入れたら一番にジパングに向かった経験がある人は多いんじゃないでしょうか(笑)

シリーズ屈指の大魔王の存在

ここからネタバレ全開なので未プレイの方はご注意ください。



他にも語りたいDQ3の魅力はありますが、長文になりすぎるので、DQ3の核たる部分に触れておきます。

ラスボスたる大魔王ゾーマ様の印象がとにかく強いのです。
実際のクリア難易度でいけば、ゾーマ様以上に苦労する魔王はいます。
例えばベホマを使うDQ2のシドーとか(笑)

でも、ドラクエシリーズにおいて最強の魔王はゾーマ様であると思わせる雰囲気があるんですよね。

最強の闇の衣をまとっている大魔王。でもどこから現れたか謎の存在であり、完全なる悪。それを体現する威厳のあるセリフ。

「なにゆえもがき生きるのか?滅びこそわが喜び。死にゆくものこそ美しい。
さあわが腕の中で息絶えるがよい!」

このセリフに心底ビビりました(笑)

さらにゾーマ様を印象付ける要素としては専用BGM、「勇者の挑戦」も欠かせません。
超名曲です。いまだにこの曲聞くとテンション上がります(笑)

このころの印象からか、僕の中でドラクエの魔王はゾーマ様であり、唯一「様」をつけて呼ぶ魔王となりました。
とにかくカッコいい!そう思わせてくれるラスボスの存在がDQ3の魅力の一つでもあります。

最後にわかるサブタイトルの意味

ここもネタバレ全開です。いいですか?(笑)



DQ3は当初、魔王バラモスがラスボスだと思われていたのですが、実は真のラスボスたる大魔王ゾーマ様の存在が明らかにされます。
それと同時に闇の世界アレフガルドの存在も判明・・・

アレフガルド。そうDQ1の世界です。

ここでDQ3の世界の秘密がプレイヤーに解き明かされます。
自分が旅していた世界はDQ1の世界に繋がっていること

そしてゾーマ様を倒した時に「ロト」の称号を与えられたことにより、自分がDQ1の時に聞かされた伝説の勇者ロトであることを理解するのです。
当時のプレイヤーたちは、唐突にサブタイトルである「そして伝説へ・・・」の意味を知ることになりました。

今となっては珍しくない展開ですが、当時はこんな展開を聞いたこともなく、とにかく驚きました。
この壮大なストーリーがDQ3最大の魅力と言えるのではないでしょうか。

三部作を順にクリアしてこその最高傑作

DQ3をシリーズ最高だとあげるのは、僕のような当時にリアルタイムで遊んだプレイヤーたちじゃないでしょうか。
でも、これはDQ1、2とプレイしてきて、最後にDQ3で「そして伝説へ・・・」の意味を知った衝撃を体験したからだと思います。
逆に言うと順にクリアしていないと衝撃も受けず、そこまでの評価をつけることもないのかも知れません。

実際にDQ1、2を未プレイで3のみをプレイした人は、そこまでスゴい?という意見もよく聞きます。
そう思うと、DQ3の評価は三部作を順にクリアしてこその評価ではないでしょうか。

こんなネタバレ全開の記事を書いておいてなんですが、できればDQ1から順にクリアしていくのをオススメしたいと思います(笑)

まとめ

長文失礼しました。
DQ3はやはり僕にとって最高のドラクエです。
思い出補正もあるけども、ここ最近スマホ版でクリアした時も同じ気持ちになりました。
そう思うと、DQ11のクオリティで三部作をリメイクして欲しいなあとも思うのです。
でも、そうして欲しくない気も・・・(笑)

ともかくDQ3は最高です。
33周年おめでとうございます!!!

33年前の僕、いまだに君はDQ3の虜だよ(笑)

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